「フリフリTV」スマホを“フリフリ”するだけで番組とつながるAIRアプリ

「フリフリTV」は、スマホを“フリフリ”するだけで、日テレのいろいろな番組とつながるアプリです。AIRアプリとして開発することで、これまでに無い楽しい操作感を短期間で実現することができました。

企画/背景

「フリフリTV」は、連動した番組の放送中に“フリフリ”すると、番組に参加できたり、プレゼントに応募できるスマホアプリです。出演者と一緒になってスマホを振ったり、ドラマのオリジナル画像が手元に送られてきたり、”振る”という簡単な行為をするだけで、これまでにない番組との一体感を体験できます。スマホやパソコンのようなメディアを使って、番組やスポンサーとの接点を設けようとしたとき、普通のアプリやサイトでは、使うきっかけをつくることがハードルになります。そこで、気持ち良さを最優先に追求して、視聴者が楽しい、出演者も楽しい、誰でも簡単に楽しさがわかる、そんなアプリをつくりたいという想いから企画しました。
放送する側としては、リアルタイムで番組を見てもらえたら嬉しいという考えがあります。「フリフリTV」はオンエア中の番組と連動して動作します。視聴者にとっては、手元でアプリを楽しめるのは番組の時間内だけです。放送中に見ることに価値を加えるツールとしても期待しています。

制作/開発

今回は、全く新しい体験として”振る”を感じてほしかったので、これまでFlash制作で培ってきた独自の操作感による気持ち良さを追求できるAdobe AIRのアプリとして開発しました。振ることが主役になった以上は、Android携帯とiPhoneで同じ手触りを実現したい。それを、仕様を決めつつ、OSごと個別に開発を管理するの方法で実現するのは現実的でないと判断したこともAIR採用の理由です。実際、最初のリリースは全く同じコードをiOSとAndroid用に書き出したものでした。Android 2.3と4.x系に個別対応する必要がなかったこともAIRの良さです。おかげで、体感的な気持ち良さの追求に専念することができました。また、バイブレーションとソーシャル連携といったデバイス機能の呼び出しに、公開されていて既に実績のあるANEライブラリを使用したことも工数面や安心面でプラスになりました。
開発当初から、描画は全てGPUを使う、テクスチャはATFで最適化する、などを心がけていたこともあり、ターゲットである60FPSは実現できました。Stage3Dの開発経験が生かされています。

今後の展望

番組毎にアプリをつくると、アプリの数だけ管理コストが増える一方、利用者数の上限は個々の番組の視聴者に制限されます。「フリフリTV」はシンプルで、振るだけで使えるので、幅広い視聴者の方にご利用いただけます。そこで、将来的には日テレのあらゆる番組でつかえるアプリにしたいと考えています。その際、課題の1つは生産性です。「フリフリTV」は、サーバーからのデータにより動きを判断するようにつくられているものの、現在は、そのデータの準備が番組毎に手作業で行われています。より動きの質を高めることも、アプリを広めるために大事だと考えています。いろいろなコンテンツの経験を積んで、よりよい動作を実現できるようチューニングを頑張っています。
楽しいだけではなく、スポンサーとの接点としても新しい使い方の提案を考えています。オンエアからオンラインに、そこからオフラインまで持っていけたら、楽しいアクションと組み合わせた商品企画ができるかもしれません。
そのためにも、ダウンロード数とアクティブユーザー数を増やしていきたいと考えています。

使用したアドビ製品

事例データ

事例カテゴリ 広告 / 宣伝 / マーケティング
プラットフォーム Android, iOS, スマートフォン
使用したWeb技術 ActionScript, Adobe AIR, インタラクション, ネイティブ拡張

制作企業

会社名 THE GUILD (http://theguild.jp)
開発担当エリア Direction / UI Direction / Assistant Design / Site Coding
スタッフ
  • Takayuki Fukatsu
  • Chiharu Kodama
会社名 ALUMICAN.NET (http://alumican.net)
開発担当エリア Art Direction / Design / Programming
スタッフ
  • Yukiya Okuda

クレジット

クライアント 日本テレビ放送網株式会社 (http://www.ntv.co.jp)
(放送・通信・情報サービス / 1,000〜4,999人)
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